2013.03.01

ス・ドホ/パーフェクトホーム

 

金沢21世紀美術館で開催されている『ス・ドホ/パーフェクトホーム展』に行ってきました。

 

「ス・ドホは1962年韓国に生まれ、ソウル大学校卒業後、アメリカに移って絵画と彫刻を学びました。マイノリティとして暮らす他国の文化とのせめぎ合いや葛藤を独自の視点で見つめ直しながら、繊細で端正な表現に反映させ、世界的にも高い評価を得ています。特に「空間をスーツケースに納めて運ぶ」という発想から始まった「ファブリック・アーキテクチャー」のシリーズは、光を通す半透明な薄い布で作られ、自身が住んでいた家全体や、階段や廊下、門などといった、内と外、或は公と私を分け隔てる境界を象るものです。現在もロンドン、ニューヨーク、ソウルを拠点にして、作品発表やプロジェクトのために世界各地を移動し続けているス・ドホにとって、「家」について言及することは、自らのアイデンティティに関わる疑問の延長上にあります。(パンフレットより)」

 

家造りに携わる私たちは、家に機能的な意味を求めがちです。

彼の作品は空間そのものに重点をおいていて、とても刺激になりました。

また彼が家から様々な影響をうけたように、私たちが携わる家から影響をうける人がいるということを思うと、より一層この業務の大切さを感じました。

たくさんの細かな模型や、薄い布でつくられた実寸大の家などウキウキする作品でいっぱいです。

 

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